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3月3日 雛祭り ~季節の節目の邪気祓い

3月3日は桃の節句・ひな祭り。女の子のすこやかな成長を祈る節句です。
ひな祭りは、古くは中国から伝わった五節句(「人日」「上巳」「端午」「七夕」「重陽」)の一つにあたり、「上巳の節句」「弥生の節句」などの呼び名があります。
女の子がいる家ではこの時期にひな人形を飾り、白酒や桃の花を供えてお祝いします。
また、ひな人形のひな(ひいな)とは、小さくてかわいいものという意味があり、室町時代に豪華なお雛様を飾るようになり、宮中で盛大にお祝いをするようになりました。それが今のひな祭りの原型です。

3月21日 春の彼岸

お彼岸は、春 三月の春分の日を中心として、その前後三日間を合わせた一週間を、春のお彼岸と呼んでいます。
最初の日を、彼岸の入り、まん中の春分の日を中日(ちゅうにち)、そして、最後の日を、彼岸明けといいます。
暑さ寒さも彼岸までといわれるように、季節の変わりめであり、気候もいい時期のお彼岸は生活に定着しています。お彼岸の日には、ぼた餅(牡丹餅)、団子、などを作って、仏壇やお墓参りの折、墓前に供える風習が今でも各地にあります。
「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもので、炊いた米を軽くついてまとめ、分厚く餡で包んで作られます。
これらの名は、彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来するとも言われます。